カテゴリー別アーカイブ: 頭痛

アイスクリーム頭痛

大阪では朝晩やや過ごし易いと感じるのですが、如何ですか?このまま秋になるのは・・・・無いでしょうね。

さて、アイスクリームやかき氷など冷たいものを急いで食べると「キーン」と頭痛がしますが、医学用語では「アイスクリーム頭痛(寒冷刺激による頭痛)」との正式名称を冠されています。(個人的にはアイスクリームで頭痛になった記憶は無いのですが・・・・・・)

件の頭痛ですが、冷たい物の刺激や血管の急な収縮・拡張で三叉神経が刺激されて起こると言われています。

アイスクリーム頭痛に関して面白い記事を見つけましたので、引用しますね。

(以下引用)

天然氷のかき氷で有名な「ちもと総本店」の吉田裕社長さんに伺いました。
・・・・中略・・・・
「天然氷は、自然のものですから、凍ったり溶けたりを繰り返しながら、ゆっくりと時間をかけて氷のカタマリになっていきます。それに比べると人工的に機械で作った氷は、一気に冷却して作るので、氷のカタマリになるまでの時間が短いんです」とのこと。

(引用ここまで)

人口的に機械で作った氷は一気に溶けるので熱量の変化が大きく、天然の氷はゆっくりと溶けるので変動が小さいのでしょう。さらに、天然の氷は硬いため、ある程度温度が上がらないと削れないとのことです。

アイスクリーム頭痛も困り物ですが、冷たい物の取り過ぎで胃腸の不調に陥らないようにお気をつけください。

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グビグビ・ビクビク

真夏の暑さが続いていましたが、30℃を超える真夏日もひと段落の様です。空に勝ち誇っている可能様に浮かんでいた入道雲(積乱雲)も秋を思わせる筋雲に席を譲ったようです。

さて今回は「グビグビ・ビクビク」と変わった標題になっていますが、コーヒーと偏頭痛の話です。

偏頭痛にコーヒーがいいという話と、コーヒーは偏頭痛を悪化させるとの話があり、コーヒー好きの偏頭痛もちにとっては悩ましい限りです。

この状況を整理するのに役立つ研究が、ハーバード大学から論文として発表されました。論文によると、1日3杯未満のコーヒー(カフェイン飲料)を飲む人は、全く飲まない人に比べて偏頭痛を起こす確率が低いとのことです。

偏頭痛のある96人が6週間、生活習慣と偏頭痛の関係を記録し解析したのだそうですが、1日に1−2杯のカフェイン飲料を飲んだ日は、偏頭痛が少なかったとのことです。(3杯以上飲むと偏頭痛が増えるそうです。)

カフェイン摂取量の問題もあるかもしれませんが、コーヒーを「グビグビ」飲んで偏頭痛に「ビクビク」している、コーヒー好きの偏頭痛もちには少し安心できる情報かもしれませんね。

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頭痛

本当に暑くて蒸し蒸ししますね。来週ぐらいには梅雨明けだそうですので、気温が高いのは仕方ないにしろ(夏ですから)、湿度が少しでも下がってくれるとありがたいですね。この時期、汗をかいても蒸発せず体温が下がりにくいので、熱中症にお気をつけください。

さて、最近当院を受診された30歳代半ばの方々が、受診の原因は不整脈や風邪など様々なのですが、問診で一様に「頭痛」があるといわれることが続いています。

以前のブログ「たかが肩こりされど肩こり(2)」でも簡単に書いたのですが、読んでおられない方のために引用しておきます。

『遠くが良く見える眼鏡やコンタクトレンズで近くを見ると裸眼で近くを見るときより、目に力を入れる必要があるのです。年齢が進んで目の調整力が落ちてくる(目に力が入れ難くなる)と遠近両用の眼鏡が必要になるのはこのためなのです。現代社会は情報機器などの発達により近くを見る機会が多いのですが、コンタクトレンズは眼鏡のように簡単に着け外しが出来ないので目に力が入ったまま長時間にわたり近くを見続けることになり、「眼精疲労」を誘発し慢性の「肩こり・頭痛」の原因となってしまうのです。』

丁度、目の調整力が落ちてくるのが30歳代半ばと考えられているので、受診された方が相継いで「頭痛」を訴えられたのも、それ程驚くことでは無いのかもしれませんね。

もちろん「頭痛」の原因は「眼精疲労」だけではありませんが、「頭痛」持ちのアラフォー世代の方々、一度受診されて、「眼精疲労」対策を行い、困りものの「頭痛」が改善しないか試してみませんか?

 

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