昨晩の就寝時には23℃あった気温が今朝は13℃まで下がっていました。夜中に目が覚めて、毛布を掛け直したのが頷けます。
さて、喫煙者は新型コロナウィルス感染時に重症化するリスクが高いといわれているのですが、「新型コロナウィルスと喫煙」について意外な事実が判明しましたので紹介します。
ことの発端は「新型コロナ感染者に喫煙者が少ない」との報告が、英・米・仏などから複数報告されたことです。
(以下引用)
例えば、イギリスのオックスフォードロイヤルカレッジの研究で、『lancet infectious diseases』という権威ある医学誌に掲載された論文では、PCR検査を受けた3802人のうち、非喫煙者では17.5%、前喫煙者(以前は喫煙していたが現在は喫煙していない)では17.3%、現喫煙者では11.4%が陽性という結果が出ています。
また、アメリカ退役軍人医療システムの電子健康記録データでも、非喫煙者に占める陽性者の割合が20.7%、前喫煙者が20.3%なのに対して、現喫煙者が9.9%と、喫煙者の新型コロナウイルス陽性者が少ないという結果でした。
(引用ここまで)
詳しいことは省きますが、喫煙習慣によりウィルスが細胞内に侵入する時に利用する『ACE2受容体』の数が減少して、ウィルスに感染しにくくなるとのことです。(ウィルスの侵入するドアの数が減るイメージです。)
タバコの成分をそのまま治療には使えないので、『ACE2受容体』を増やす薬品や食品を論文を調べたり実験をして、これまでにいくつかの候補が見つかっている様です。
早く、当医院でも使える様になって欲しいものです。
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