月別アーカイブ: 2021年10月

新型コロナウィルスと喫煙

昨晩の就寝時には23℃あった気温が今朝は13℃まで下がっていました。夜中に目が覚めて、毛布を掛け直したのが頷けます。

さて、喫煙者は新型コロナウィルス感染時に重症化するリスクが高いといわれているのですが、「新型コロナウィルスと喫煙」について意外な事実が判明しましたので紹介します。

ことの発端は「新型コロナ感染者に喫煙者が少ない」との報告が、英・米・仏などから複数報告されたことです。

(以下引用)
例えば、イギリスのオックスフォードロイヤルカレッジの研究で、『lancet infectious diseases』という権威ある医学誌に掲載された論文では、PCR検査を受けた3802人のうち、非喫煙者では17.5%、前喫煙者(以前は喫煙していたが現在は喫煙していない)では17.3%、現喫煙者では11.4%が陽性という結果が出ています。

また、アメリカ退役軍人医療システムの電子健康記録データでも、非喫煙者に占める陽性者の割合が20.7%、前喫煙者が20.3%なのに対して、現喫煙者が9.9%と、喫煙者の新型コロナウイルス陽性者が少ないという結果でした。
(引用ここまで)

詳しいことは省きますが、喫煙習慣によりウィルスが細胞内に侵入する時に利用する『ACE2受容体』の数が減少して、ウィルスに感染しにくくなるとのことです。(ウィルスの侵入するドアの数が減るイメージです。)

タバコの成分をそのまま治療には使えないので、『ACE2受容体』を増やす薬品や食品を論文を調べたり実験をして、これまでにいくつかの候補が見つかっている様です。

早く、当医院でも使える様になって欲しいものです。

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異種間臓器移植

全国的にコロナの新規感染者数も減少傾向にあり安心ムードが漂っていますが、北海道や沖縄では下げ止まりを思わせる動きもあり、今後人の動きが活発化すると増加に転じる可能性もありますね。

さて今回は「異種間臓器移植」について興味深い発表がありましたので本ブログで取り上げてみたいと思います。

「異種間臓器移植」とは、別種の動物から臓器を移植することで、これまでヒトで実現するのは難しいと言われてきました。そのため臓器移植には他人の臓器が必要で、移植が必要な人が移植できない現状があります。

今回、アメリカで遺伝子操作されたブタの腎臓をヒトに移植することに成功したと発表がありました。
移植された豚の腎臓は正常に機能し、移植された人のクレアチニン(老廃物の一つ)の値も正常化したとのことです。

この移植を主導したモンゴメリー医師は、「これ(豚の腎臓)を人間に移植することの意義は、決して小さくはない」とコメントしたそうです。

すごい時代になってきたものですね。

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90歳で宇宙旅行

今朝の大阪は少し肌寒く感じるほど気温が下がっていました。昼間は暑い様ですが・・・・・

90歳の高齢にも関わらず宇宙旅行をしたとネットにありましたので、紹介したいと思います。

くだんの人物はテレビの人気シリーズ「スタートレック」で、ジェームス・T・カーク船長を務めた俳優さんです。ウィリアム・シャトナーさんは、米テキサス州から打ち上げられた宇宙船は大気圏と宇宙との境を越え、11分間の飛行を終えて砂漠に無事着陸したとのことです。

地球に帰還後シャトナーさんは「想像できる限り最も深遠な体験を与えてもらった。今起こったことに感動で胸がいっぱいだ」とコメントしたそうです。

銀河をまたにかけて、様々な星を毎週の様に訪れていたカーク船長も、本物の宇宙旅行には度肝を抜かれた様ですね。

宇宙船が飛び立つとき「発進!(Take us out!)」と言ったのでしょうか?

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首都圏地震

昨晩は蒸し暑く寝にくい大阪でした。このところ朝晩は涼しかったので、久しぶりの暑さはこたえました。

そんな暑さと関係は無いと思いますが、昨晩首都圏で震度5強の地震があった様です。東京にある新交通システム「日暮里・舎人ライナー」が脱線をはじめとして交通機関に影響が出て、帰宅のためのタクシー待ちで長蛇の列だった様です。

また、東京都内の30カ所で水道管が破裂して、道路が水浸しになったそうです。その他、火事や事故など多数の報告があったとのことです。

都会の生活は効率的で便利ですが、何かの不具合があると影響が広範囲に出てしまいます。災害時に備えて、都会のインフラがダウンした場合の対応を考ておこうと思いました。

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魚種交代?

新型コロナウィルスワクチンの国からの供給が10月で一旦止まる様です。3回目や残された摂取希望者の方々に対する対応はまだ決まっていない様です。ワクチン接種希望の方は早めにお問い合わせください。

さて、温暖化の影響か北海道では「魚種交代」といえる現象が起きている様です。

以前から秋刀魚などの不漁が報じられていた北海道ですが、今年も水揚げは芳しくない様です。一方、秋シャケの定置網では、目的の鮭は550Kgに対して鰤(ブリ)が1.5tも掛かっていたそうです。

さらに驚くことに、暖かい海域に生息するはずのマンボウまで居たとのことです。

釧路沖ではこれまで青森県の大間などで獲られていた、巨大マグロの水揚げが相次いでいるそうです。

報道によると、釧路市周辺で取れる魚は明治時代のニシンから、マグロ、マイワシ、サバ、スルメイカ、そしてサンマと10年から20年の間隔で入れ替わっているとのことです。

ただ今回は、北海道で赤潮が発生し鮭やウニの大量死を招いているとの報道もあり、これ迄の入れ替わりと同じ様に考えて良いのだろうかと心配になってしまいますね。

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