月別アーカイブ: 2021年11月

マグネット玩具誤飲

気温の変動が激しく、血圧が不安定になっている方が増えています。一時的な血圧の上昇はそれ程問題になりませんが、高い血圧が続く様でしたら血圧手帳を持って受診した方が良いかもしれません。

さて、費者安全調査委員会と日本小児科学会が、小型の球形やキューブ型のマグネットを使った玩具について、幼児には触らせない様に注意喚起を行ったそうです。

注意喚起がなされたのは、磁力を持ったパチンコ玉や小さなサイコロの様なパーツを積み上げ形を作る玩具ですが、そのパーツを誤飲すると強い磁力で消化管を挟んでくっつき、消化管壊死の原因となった事例が10件ほど報告されているとのことです。

一見、誤飲してもそれ程害がなさそうに見える磁石ですが、強い磁力が災いして大変なことになってしまうことがあるのですね。玩具の宣伝で、指を挟んで磁石同士がくっついている写真が脳裏に浮かびました。

タバコの吸い殻やボタン電池など、以前から危険性を指摘されているものには注意しても、単なる磁石の誤飲で大事になるとは・・・・・・驚きですね。

.


月食2

最近穏やかな気候で落ち着いていいたのですが、来週からは寒くなる様ですね。

さて、今晩は「月食」で、西日本では絶好の観測日和だそうです。欠け初めは月の出前で見れませんが、18時過ぎに食の最大を迎え、20時前には終了するとのことです。

今回の「月食」は部分月食なのだそうですが、月の97.8%が欠ける(ごく一部だけ欠けずに残る)珍しいものだそうです。

『ちなみに国立天文台によると、今回と同程度かそれ以上に深い部分月食(食分の値が0.978以上の部分月食)のうち、日本の一部地域で食の最大が観測できた部分月食は1932年9月15日の部分月食(食分0.980)以来89年ぶり、日本全国で食の最大が観測できた部分月食としては1881年12月6日の部分月食(食分0.980)以来実に140年ぶりとのこと。次に今回よりも深い部分月食が日本で観測できるのは、65年後の2086年11月21日の部分月食(食分0.992、ほぼ全国で食の最大が観測できる)になるようです。』

次は65年後か・・・・・今夜はぜひ病院の非常階段から観測しよっと!

.


砂糖の取り過ぎで精神疾患リスク上昇!

長雨と急激な気温変化で、体調を崩す人が増えている様です。着るものや布団を工夫して、風邪を召さない様にお気をつけください。

「東京都医学総合研究所などの研究班は11日、思春期に砂糖を取りすぎると統合失調症などの精神疾患を発症するリスクの一つになる可能性があると発表した。」とのニュースがネットに上がっていました。

以前から精神疾患の患者さんは1日2リットルなど多量の清涼飲料水を摂取する傾向があることが知られていますが、今回は精神疾患発症と砂糖の摂取についてマウスで実験を行ったそうです。

『研究班が精神疾患の発症と関連がある遺伝子に変異があるマウスに餌として大量の砂糖を与えたところ、物体の位置を認識する機能が低下したほか、毛繕いが異常に増えたり、巣作り行動が減ったりすることが確認された。また、砂糖を過剰摂取したマウスの脳では毛細血管の炎症があり、脳内の神経細胞の栄養となるグルコース(ブドウ糖)の取り込みが低下していた。』

人でも同じ様に脳での毛細血管の炎症が見つかっており、砂糖の過剰摂取と精神疾患発症に何らかの関連があると考えられるとのことです。

思春期を過ぎていれば・・・・・・大丈夫ですよね!?

.


6時間先までの降雪量予報

全国的に新型コロナ感染が減少しており自粛ムードも何処へやら、立ち飲み屋さんでマスクをしない過密状態が常態化してきていますね。話をするときはどちらか一方でもマスクをした方が良いのですが・・・・・・

さて、気象庁がホームページで提供している降雪の情報をリニューアルし、6時間先までの降雪量や積雪の深さの予報を提供すすると発表したそうです。それに伴い、「現在の雪」として発表していた情報を「今後の雪」に改定。24時間前から6時間後までの降雪量などが、地図上で一元的に確認できるようになるとのことです。

「今後の雪」の情報が公開されることにより、除雪の計画やどの道で移動するのか決めるのに役立つと想定されているそうです。

最近、スキー場で活躍している人工降雪マシーンの効率的な稼働にも、一役買うのではないかと、来たりくるウィンターシーズンに想いを馳せてしまいました。

.