作成者別アーカイブ: きむ循環器内科医院

子宮頸がん予防ワクチン

今日の大阪は昨日から降り続く雨で、すっきりしない天気が続いています。朝晩の冷え込みや、秋の花粉など喘息の発作が起きやすい環境になっています。軽い発作のうちに、症状を抑え込むことが大切ですので、調子が悪ければ早めに受診してくださいね。

さて子宮頸がんの予防ワクチンである、ヒトパピローマウィルスワクチンですが、    重大な副作用があったとして、積極的な接種が見送られてきています。学会からは、接種推奨の1日でも早い再会を要望しているのですが、まだ実現しないのが現状です。

今回下記のニュースがネットに出ていましたので、引用します。

『ワクチンの積極的な接種勧奨を厚生労働省が中止し接種率が激減したことで、無料で受けられる定期接種の対象を既に過ぎた2000~03年度生まれの女性では、避けられたはずの患者が計1万7千人、死者が計4千人発生するとの予測を大阪大チームが22日までにまとめた。』

副作用も大きな問題ですが、避けれるガンを放置しておくのは同じぐらい大きな問題ではないだろうかと考えてしまいます。

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カラオケ店のクラスターリスク

カラオケ店でのコロナウィルス感染クラスターが報道されておりますが、なぜカラオケ店なのかを検討するため、豊橋技術科学大学が「歌うと飛沫はどれくらい増えるのか」という実験を行い、その結果を公表したそうです。

普通に話をするときに比べ、普通に歌ったときには4倍、大声で歌ったときには11倍に飛沫量が増えたとのことです。

さらに、カラオケ店を想定し、食事をした時の様に口につばが溜まっている状態で歌を歌うと飛沫量は14倍まで増大したとのことです。

カラオケ店でクラスターが発生しやすい理由の一つが、解明されたと思います。昔から食事中にむやみに話したり歌ったりすることは不躾だと言われますが、飛沫量の増大を昔の人も知っていたのかもしれませんね。(居酒屋などでクラスターリスクが上がるのも同じ様な理由でしょう。)

ここまで書いてふと気になったのですが、目の前のろうそくの炎を揺らさずに歌う民謡の達人も歌うことで飛沫量が増えるのでしょうか?是非調べていただきたいものです。

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傘袋

台風の影響で大阪では雨が続いています。週末にかけて警戒が必要なようです。

さて、雨といえば雨天に来院された方の傘を入れる傘袋なのですが、買い置き分が無くなりどうしようかと悩んでおりました。というのもプラスチックの環境汚染が問題となり、レジ袋も有料化して使用量を減らそうとしている昨今、ごく少ない使用量とはいえ今のままでいいのかと疑問を感じたのです。

ネットで調べてみると、傘袋の使用量を減らすため雫を軽減する機械が色々と販売されていることがわかりました。その中で良さそうなものを選んで、調べてみると多くのメーカーのホームページがリンク切れで、製品が継続して販売されていないようでした。

実際、色々なところでこれらの製品を見かけず未だに多くの場所で傘袋が使われている現状を思い返すと、さもありなんといったところでしょうか?(傘袋に比べで、使用する人の手間が少なからず増えるので人気が出なかったのでしょう。)

しばらく悩んだ後、やはり傘袋の利点が大きいとの認識に至り新しい傘袋を注文したのですが、以前のものと違い「生分解(環境で分解される)」傘袋にしました。

新しい傘袋がたくさん届いたので全部を使い切るまでに年単位の時間がかかると思うのですが、そのうち倉庫の中で分解し始めたらどうしようかと一抹の不安が過ぎりました。大丈夫ですよね・・・・・・・・・・・・・・

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インフルエンザ予防接種2020

当医院でも昨日よりインフルエンザ予防接種の予約を開始しました。

ヤフーニュースでは「接種予約をホームページで受け付けるクリリックで、1日午前0時の受け付け開始から4時間内に今季の枠800人分が全て埋まった。」との記事も出ており、一部に混乱状態が生じているようです。

現時点でインフルエンザと新型コロナの関連については明らかでなく、インフルエンザ予防接種をしたからといって新型コロナに感染し難くなるとの情報はありません。

多くの人がマスク・手洗いなどの予防を徹底した今春の感染状況を鑑みると、今冬のインフルエンザは例年ほど流行しないのではとの意見も多く聞かれます。またインフルエンザ予防接種時期が早すぎると、春先に流行することが多いインフルエンザB型を防げない可能性もあります。

ニュースなどで流れている情報はあくまで「一般論」や「懸念事項」に過ぎないことも多く、そのまま鵜呑みにすると手痛いしっぺ返しを被ることもありますので、かかりつけ医の先生とよく相談して、接種することをお勧めします。(すべての人に当てはまる情報発信はとても難しいものです。)

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eスポーツ

秋雨前線の影響でしょうか、大阪は朝から強い雨が降っています。最高気温も昨日より6°Cも下がるとの予報です。体がついていきません。

さて、今回は「eスポーツ」について書いてみたいと思います。野球やサッカー、格闘技などの対戦型競技ゲームの総称がeスポーツですが、中国を中心に1200億円の産業にまで成長しているとのことです。

eスポーツでは腕などを酷使するため、上半身の健康被害が多く見られ、負傷のために引退を余儀なくされる例も少なくないとのことです。

それに加えてeスポーツでは通常のスポーツと違って「本質的に座りっぱなし」のため、「運動不足」によるストレスや生活習慣病が大きな問題となっており、国際的な取り組みが始まろうとしているとのことです。

「スポーツと名の付いたもので運動不足」とは、今日の天気のように何ともややこしい世界になってきましたね。

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サンマとカツオ

9月の半ばになってやっと涼しくなったと思っていたら、今日の大阪は曇天で蒸し暑いです。連休までには再び涼しくなるそうですが・・・・・・何だかストレスですね。

今年のサンマ漁は壊滅的な打撃を受けているため、値段が高い割に脂ののりはいまいちで、サンマを扱う鮮魚店も頭を抱えているそうです。

『サンマが、空前の凶漁に見舞われている。今期の漁は始まったばかりだが、漁獲量は過去最低だった昨年の同じ時期と比べ2割程度しかない。このままいけば最低記録を更新する見通しだ。不漁は価格に跳ね返り、庶民の魚は高根の花となっている。』

その一方、関東では戻りカツオが例年の3倍も釣れていることです。脂ののりも良く、味も上々とのことです。

サンマとカツオで明暗が分かれたかたちですが、どちらも日本近海の海水温度上昇が一因となっているのだそうです。(平たく言えば、高水温がサンマは苦手で、カツオは好きだそうです。)

同じ原因でも結果が真逆になることは医療の世界でも珍しいことではありませんが、そうなる理由を知らないと感覚的に混乱してしまいますね。

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チョコレートで冠動脈疾患リスク低下

最近は日差しの中に秋の気配を感じますね。色々な事情から新型コロナに関する規制が緩和されていますが、流行が収束したわけではありませんのでお気をつけください。

米国から週1回以上のチョコレート摂取が、冠動脈疾患のリスク低下と関連するとの報告がなされました。

6件の前向き研究データから33万6289例のメタ解析を施行し、中央値で約8年の追跡期間中に、冠動脈疾患1万4043例、心筋梗塞4667例、脳血管障害2735例、心不全332例が発症していたとのことです。

解析の結果、チョコレートの摂取頻度が週に1回以上の人は、週に1回未満の人に比べて、冠動脈疾患の発症が8%低かったとのことです。

チョコレートには、フラボノイド、メチルキサンチン、ポリフェノール、ステアリン酸などの抗炎症作用や善玉コレステロールを増やす作用をもつ物質が含まれており、冠動脈疾患のリスク低下に関係しているのではないかと考えられている。

チョコレートをたくさん食べれは、より冠動脈疾患になりにくいかは今のところわかっておらず、取りすぎると糖尿病や高脂血症の悪化を招く可能性もあり、注意が必要と警鐘を鳴らしています。

過ぎたるは及ばざるが如しですかね・・・・・・・


新型コロナウィルスワクチン

9月に入ってからも暑い日が続いています。日本海側では台風の影響によるフェーン現象で、9月なのに40度を記録したとのことです。

さて、世界中から新型コロナウィルスのワクチン開発に躍起になっていますが、昨日テレビで気になる話を耳にしましたので書いてみたいと思います。

新型コロナウィルスのワクチンを接種することで、ウィルスに対する抗体ができて感染し難くなります。そこで集団の中で高い抗体価を維持することができれば、感染は収束すると考えられています。

しかし、新型コロナウィルス感染急性期に高い抗体価を示した人は、重症化するリスクが高いというのです。ウィルスに対する免疫反応で、肺を中心とした内臓に血栓が出来ることが重症化の一因ともいわれているので、ありうることだと考えられます。

高い抗体価は感染防御に働くことは議論するまでもないことですが、高い抗体価が重症化にも関わっているとなると、抗体価を上げるワクチンの接種が諸刃の刃になる可能性が出てくるのです。

開発期間も短く、安全性に不安のある新型コロナウィルスのワクチンですが、リスクを考えずに一律に摂取することが良いのか悪いのか判断するには情報が少なすぎるような気がしてなりません。

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公共交通機関での新型コロナウィルス感染

9月になろうとしているのに、熱帯夜と真夏日が続いています。熱中症や体調不良にお気をつけください。

さて、中国でコロナの感染について面白い論文が発表されましたので紹介したいと思います。

新型コロナウィルスに感染した2334例と同じ車両に同乗した7万2039人について、感染状況について検討したとのことです。(2019年12月19日から2020年3月6日の期間)

感染者の座席から5列以内に座った人の平均感染率は0.32%、隣に座った人でも3.5%程度だったとのことです。もちろん同乗時間が増えれば感染率も増えるのですが、平均で1時間あたり0.15%だったとのことです。

会話の有無やマスク着用に関してははっきり書かれていませんが、時期的にそれほど徹底した感染対策がなされていないと思われる期間の数字だと考えれば、それ程高い数字ではないと思われます。

列車内でも少し離れれば感染率は下がっているので、ソーシャルディスタンスの有効性が示されていると考えることができます。

やっぱり感染防御に王道なしですかね。(できることをコツコツと・・・・)

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熱中症にご注意ください

「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉が、恨めしくなるほど暑い日が続いています。雨も降らないため、屋根が日差しで灼けて、エアコンでも温度が下げれないようです。

こんな酷暑の中、熱中症で搬送される方が増えているようです。特に室内にいた高齢者の発症が多いとのことです。

37℃越えの予想気温でも、「体温よりちょっと高いぐらい」と考えがちですが、この気温の測定は芝生の上で白く塗った風通しの良い百葉箱の中での温度ですので、実際の温度は室内で40℃、室外で50℃を超えてもおかしくないそうです。

エアコンを点けていても最初に書いたように温度が思うように下がらないこともあるので、温度計による確認が欠かせないようです。(搬送時に体温が43℃まで上がってしまっていた例もあるそうです。)

「窓を開けて涼を取る」という牧歌的な風景は、もはや幻影にすぎないのかもしれませんね。(特に都会では・・・・・・・・・・)

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