異種間臓器移植

全国的にコロナの新規感染者数も減少傾向にあり安心ムードが漂っていますが、北海道や沖縄では下げ止まりを思わせる動きもあり、今後人の動きが活発化すると増加に転じる可能性もありますね。

さて今回は「異種間臓器移植」について興味深い発表がありましたので本ブログで取り上げてみたいと思います。

「異種間臓器移植」とは、別種の動物から臓器を移植することで、これまでヒトで実現するのは難しいと言われてきました。そのため臓器移植には他人の臓器が必要で、移植が必要な人が移植できない現状があります。

今回、アメリカで遺伝子操作されたブタの腎臓をヒトに移植することに成功したと発表がありました。
移植された豚の腎臓は正常に機能し、移植された人のクレアチニン(老廃物の一つ)の値も正常化したとのことです。

この移植を主導したモンゴメリー医師は、「これ(豚の腎臓)を人間に移植することの意義は、決して小さくはない」とコメントしたそうです。

すごい時代になってきたものですね。

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