また大型の台風が向かってきていますね。毎回「最大級の注意を!」と言われると、狼少年のように思ってしまいますね。
さて、関西大学の研究チームが、クマゼミの羽にある微小な突起を再現することで、抗菌作用を発揮する材料を作り出すことに成功したとの記事が出ていました。
クマゼミの羽には200ナノメートルの突起が1マイクロメートルあたり30〜40個規則正しく並んでいて、水を弾いたり光の反射を抑えて羽を透明に見せたりすることが知られているそうです。
羽に細菌が付着すると、この突起が生け花の剣山のように突き刺さり、細胞膜を破壊することにより細菌を死滅させるのです。実験では24時間後の大腸菌の生存率は1%を大きく下回ったとのことです。(99%以上除菌!)
薬剤や金属を使わないので、耐性菌やアレルギーの問題もなく殺菌できるのは素晴らしいですね。
製造コストの問題など解決しなければならない課題がまだまだあるそうですが、市場に出てくるのが楽しみですね。
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