ことしもあと2週間ですね。今年一番の寒波で今夜は大阪でも雪になるかもしれないとのことです。
さて冬の季節に鍋物で活躍する「スダチ」に関して久しぶりに新品種種が出願されたとの記事がネットに上がっていました。
路地もののスダチは8−9月に収穫・貯蔵して出荷しているそうですが、年明けごろからスダチらしい果皮の緑色が黄色くなり、さらに風味もなくなり商品価値が無くなってしまうのだそうです。
今回の新品種「勝浦1号」は、果皮の緑色が濃くハウス物が流通する3月上旬まで色抜けもせず風味が保たれるとのことです。
スダチ農家にとっては大変ありがたい新品種ですが、なんと実験の失敗から見つかったとのことです。
スダチの長期保存を実現するための実験中に袋が破れて、中のスダチが黄色く色抜けしてしまったそうです。その中で1つだけ緑色のままの実を見つけたそうです。その実から取り出した種を育てて商品化した物が「勝浦1号」なのだそうです。
「ポストイット」や「服の埃取り」など、失敗から生まれたものは世の中に溢れているのですが、「失敗」を忌み嫌って避けようとする傾向が最近強くなってきている様な気がします。事実を捻じ曲げてまで「失敗」にしたくないというのはいかがなものかと思ってしまうこの頃です。
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