健康診断

8月も最終日になり過ぎていく夏を惜しむような文章を書こうと思ったら、昨日は外に出ると暑さでフラフラしました。もう少し暑さが続くようですのでお体にお気を付けください。
今回のブログから「副作用と代償機転」について書こうと思っていたのですが、かなり込み入った話になりそうなので、今回は以前に書いたブログ「検査の正常値と異常値について」では書けなかった健康診断の考え方について書きたいと思います。

多くの方は健康診断で異常値がない事を良いことだと考えられるようです。確かに異常のない事は素晴らしいことなのですが、実は異常が見つかっていないだけというように考えたことはありませんか?


かなり長寿の家系に生まれましたといわれる方は別として、誰でも病気になりやすい何らかの体質は持っているはずなのです。ところが健診項目に異常がないということは、自分の弱い所(病気になりやすい体質)をその健診項目では発見できていないのかも知れません。

反対に、かなり短命の家系に生まれましたといわれる方は別として、病気になりやすい体質(遺伝的に弱いところ)を3つも4つも持っていることはないはずなので、健診で異常が見つかった場合に、そこだけをケアしておけば大病になるリスクを効率的に減らすことが出来るのです。


一般に、異常値が出るから健康診断を受けたくないとの心理が働きがちですが、自分の弱点を早く見付けて手当てする為には、異常値が見つかった健康診断の方がより有用だともいえます。検査値を正常にしようと自分の体質と戦う必要はありません。上手に折り合いを付けていくことが大切なのです。
この観点からいえば、大病をする前に特定健診で異常の見つかった人は、幸運だといえるかも知れません。

「循環器内科を受診していただければリスクを下げる確実な方法があります。」

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