糖尿病患者は喪失歯が二倍

歯の喪失といえば、テレビCMでもお馴染みの「歯周病」がよく知られていますが、アメリカデューク大学の研究によれば、糖尿病も重大な原因になるとの事です。

この研究は、1971年~2012年までの40年にわたる米国民保健栄養調査のデータを解析したもので、糖尿病があると喪失歯の数が二倍になっていたそうです。1971年に比べ歯科衛生環境の改善で近年、喪失歯の数は減少傾向にあるのですが、糖尿病ではやはり二倍の喪失歯があるそうです。

この結果を受け、「脳血管疾患」「失明」「腎不全」などと並んで「歯の喪失」は糖尿病の「第六の合併症」として認識すべきで、糖尿病に歯科的なアプローチが必要不可欠ではないかと研究者らは警鐘を鳴らしています。

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