コロナ抗体保有率

梅雨に入って雨の日も多いですが、いかがお過ごしですか?今朝の大阪はあいにくの雨ですが、昨晩から気温が下がり、少し肌寒い感じもするぐらいです。

さて、大阪・東京・宮城でコロナの抗体の検査が行われました。どんな結果が出るか注目していたのですが、大阪では約3000人を検査してコロナ抗体を持っていた人は5人のみだったそうです。

抗体保有率は、大阪で0.17%、東京で0.1%、宮城で0.03%だったとのことです。

この抗体検査で、症状が無くてもコロナにかかったことのある人が見つけ出せるとすれば、殆どの人がコロナ未感染で「社会的免疫」はほど遠いことになってしまいます。

強い自粛措置を取らなかった、スウェーデンでもコロナ抗体の保有率は14-25%に止まっているとのことです。

色々な情報が飛び交っていますが、抗体検査キット間のばらつきもあり、結果の信頼性が揺らいでいます。ただ、今回の検査と直近に行われたソフトバンク社員での数値がともに1%以下であることを考えると、コロナ抗体の保有率はそれほど多く無いと考えられます。

新型コロナの感染力がそれほどでも無いのか、抗原性が他のウィルスより弱いのかはっきりとはしませんが、ワクチンの開発も難航するのでは無いかと心配になってしまいます。

新型コロナ収束のプロセスが混沌としてきたように感じるのは、杞憂に過ぎなければ良いと願うばかりです。

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