連休明けに新型コロナの予防接種が本格化するとの報道があり、当医院でも出来るようになると思うのですが、ワクチンの保存可能時間が短いため希望される方に接種時間をどの様に合わせてもらえるのか頭を悩ませております。
さて、ネットで「おや?」と感じた見慣れない言葉を見つけました。「ブレークスルー感染」というものです。
意味合いとしては、ワクチン接種後の感染とのことだそうです。(多分、ワクチン接種で獲得した免疫を突破(ブレークスルー)して感染するとのイメージでしょう。)
ワクチン接種が急速に進んでいるアメリカでは、接種した7700万人のうち5800人のブレイクスルー感染が確認されているそうです。
『5800人もコロナになって、ワクチン大丈夫か?』との声も聞こえてきそうですが記事によると、
0.008%の人が新型コロナに感染
0.0005%の人が重症化
0.0001%の人が亡くなった
ことになるそうで、頻度としては極めて少ないとのことです。
この数字を見るとブレークスルー感染した人の6.25%の人が重症化し、1.25%の人がなくなっている計算になります。以前発症初期の抗体価が高い人は重症化するとの報告があり、ワクチン接種が重症化や死亡に影響がないか心配だったのですが、大きな影響はない様ですね。
いろいろな問題はありますが、一刻も早く接種を希望される方にワクチンが使える様になってもらいたいものですね。
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