98%ビタミンD不足

南方の海では台風2号が発生して、梅雨前線が停滞している地域では大雨が予想されています。前回の大雨で地盤の緩んでいる地域では、土砂崩れなどに警戒が必要とのことです。

さて、東京都内で検診を受けた5500人の血液を調べたところ、98%でビタミンDが基準値を下回っていたとのことです。ビタミンDは骨の形成に重要な栄養素で、これが低下すると骨粗鬆症などのリスクが高くなると予想されます。

低下の原因としては、血液検査で検出されたビタミンDは動物由来か日光を浴びで出来るものに偏っており、キノコなど植物由来ものは少なかったとのことです。

研究をした越智小枝・東京慈恵医大教授は「都市部の生活では日光を十分に浴びるのは難しい。食生活も欧米化しており、不足している場合はサプリメントで取り入れてほしい」と話しているとのこと。

飽食の時代にビタミン不足は驚きですね。

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「マイナンバーカード」トラブル続出

台風の影響で大阪では大雨の予想です。ワクチン接種の予約の方が来院できるか心配だったのですが、今のところ問題はないようです。線状降雨帯ではいわゆるゲリラ豪雨になりますので、帰りまで大丈夫か雨雲レーダーなどでご確認くださいね。

さて、何かと物議を醸している「マイナンバーカード」ですが、様々なトラブルが続出しているのですが、根本的な解決策もないまま一人歩きをしているように思えます。

マイナンバーカードを保険証として使える「マイナ保険証」ですが、準備段階から多くの問題がわかっていたにも関わらず、義務化を強制して現場の混乱を招いています。例えばサポートの起源が迫っているWindows10でしかシステムが動かなかったり、「????」なことがまかり通っています。

さらに、法案で保険証の廃止をするそうですが、顔認証やパスワードの管理が高齢者に可能なのでしょうか?保険証を機械で読み取ってもらうのにも、受け付けてすったもんだしているのに、顔認証やパスワードはさらにハードルが高いのではないかと思います。

現場の声が全てではないですが、ストレスなく診療に向かえる安心感が欲しいですね。

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コロナワクチン接種後45時間後に・・・・

昨年8月にコロナワクチン接種後45時間で、健康な女子中学生が死亡したとの報告がありました。3回目の接種だったそうですが、徳島県警は、「健康な10代の女性が突然亡くなるのはおかしい」と、死因を調べるため、徳島大学に司法解剖を依頼したそうです。

(以下引用)

解剖した医師らは、女子中学生に基礎疾患やウイルス感染などが無く本質的に健康で、中学の運動クラブで活動する生徒だったにもかかわらず、肺や肝臓など主要な臓器に炎症が起きて心不全になったことなどから、「ワクチン接種と死亡に因果関係あり」と結論付けたということです。

(引用ここまで)

これまでは「因果関係が否定できない」と玉虫色の報告が多い中、ワクチン接種のリスクと何が起こりうるのか?ハッキリさせた意義は大きいと思います。

2回目までは大きな問題なく接種を終えて、3回目もアナフィラキシーなどの激烈なアレルギー反応がないのに、最悪な結果になったことに驚きを禁じ得ません。

何回目であっても、ワクチンはリスクのあるものとの認識を新たにしました。

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節外れのインフルエンザ流行

今日の大阪は雨で、真夏のような暑さの昨日からは6℃も最高気温が低下するとのことです。今朝は長袖を来てきました。

さて、季節外れのインフルエンザ流行が起こっているとのニュースを紹介します。

インフルエンザの流行は冬なのですが、宮崎県の中学校では全校生徒の4分の1あたる500人近くのインフルエンザ感染があったとのことです。また、東京でも100人規模の集団感染が報告されています。

(以下引用)

マスク着用の緩和、新型コロナの「5類感染症」移行、体育祭・運動会の開催、インフルエンザワクチン接種率の低下など、さまざまな要因が複合的に関連して、地域でインフルエンザの集団感染が相次いでいるものと予想されます。

(引用ここまで)

この記事では集団感染を起こしているのがインフルエンザのA型なのかB型なのか分からないのですが、A型とすれば季節をかなり外れていることになります。

記事では複合的要因としていますが、個人的には集団生活におけるマスクの物理的・心理的効果が予想以上に大きかったのではないかと推測しています。

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藤の花

あっという間にゴールデンウィークも終わりましたね。朝晩のひんやりした感じは残っているのですが、昼間の日差しが夏を感じさせます。それにしても最近地震が多くて少し心配ですね。持ち出し品や避難経路などの確認をしておく、良い機会かもしれません。災害に備えて投薬治療を受けておられる方は、薬が切れる前に受診して、手元に1−2週間分が残るようにしてくださいね。

さて連休中に信楽から宇治の辺りを車で通ったのですが、藤の花があちこちに咲いていて「ほっこり」しました。大阪に帰ってきて数日後に何気なくネットニュースを見て驚いたので紹介します。

(以下引用)

京都府南丹市の山林で藤の花が咲き、薄紫のかれんな姿が目を引いている。しかし、材木の価値を落とす厄介者の側面もあり、山仕事では見つけるとつるを切って増えないようにしてきた。関係者は「藤の花が目立つのは、山に手が入らなくなった結果。山の現状にも思いをはせてほしい」と話す。

(引用ここまで)

藤の蔓が伸びて木に巻きついて食い込んでしまうと、材木にした時に価値が下がってしまうのだそうです。

「ほっこり」した見た目とは裏腹に、そこに住んでいる人にとっては大きな問題が潜んでいたのですね。知りませんでした・・・・・・・

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卵アレルギーの出ない卵?

今年もあっという間にゴールデンウィークですね。ゴールデンウィーク明けには、新型コロナ感染症が5類相当の扱いに変わりますので、急激な感染拡大や死亡者数の増大が予測されます。適切な予防対策が必要ですね。

さて、広島大学やキューピーの研究グループが「卵アレルギーの出ない卵?」を開発したとのニュースがネットに出ておりましたので、紹介しますね。

ノーベル賞を取ったゲノム編集技術(特定の遺伝子を書き換える技術)を用いて、卵アレルギーの原因の一つである「オボムコイド」が鶏卵に蓄積しないようにした鶏を作成したとのことです。その鶏が産んだ卵には遺伝子改変による異常なタンパク質は含まれていなかったようです。

商品化にあたってはまだまだ安全性を高める必要があると思うのですが、植物で実用化された遺伝子編集技術が動物でも実用化されると聞くと隔世の感が否めませんね。

近い将来、人間でも遺伝子編集が一般化するのでしょうか?

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「健康日本21(第二次)」

昨日は全国的に気温が25度を超える夏日になった地域が多く、一部に30度を超える真夏日になった場所もあったようです。確かに昼間は汗ばむ陽気ですね。まだ4月ですが熱中症対策が必要になりますね。(今日も暑くなりそうですよ。)

さて、「健康日本21」についてご存じでしょうか?国民健康づくり運動の名前なのですが、あまり知名度がないようですので、ご紹介いたします。

(厚生労働省HPより引用)

国民全体のさまざまな健康課題に対して目標数値を定め、生活習慣の改善などに計画的に取り組むことで、国民の健康寿命の延伸を図るものです。「栄養・食生活」「身体活動・運動」「休養・こころの健康づくり」「歯の健康」「たばこ」「アルコール」「糖尿病」「循環器病」「がん」の9分野について、達成すべき数値目標等を掲げています。
(中略)
健康日本21(第二次)では、次の5つを基本的方向としており、全53項目の具体的な目標値を定めています。

1.健康寿命の延伸と健康格差の縮小
2.生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCDの予防)
3.社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
4.健康を支え、守るための社会環境の整備
5.栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善

(引用ここまで)

例えば1日の上限塩分摂取量ですが10.1g/日であったものが今回7.0g/日に減らされるとのことです。塩分感受性の強い方(塩気を取ると血圧が上がる方)には良いと思うのですが、そうでない人には少し厳しすぎるのではと思ってしまいますが・・・・・数値目標を設定する場合には仕方ないのかもしれません。(あくまで平均的な目安だと理解すれば良いのかもしれません。)

「健康日本21」の全53項目分かりやすくまとめたサイトはないのでしょうかねぇ?

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鳥インフルで死亡例

マスコミが「花粉と黄砂のダブルパンチ」と騒いでいますが、いつもは花粉症症状のない私ですが、目がゴロゴロする感じが2−3日続いています。日頃から症状のある方はお気をつけください。

さて、中国での話ですが、鳥インフルエンザで世界初の死亡例が確認されたとの記事がありましたので紹介します。

(以下引用)

AFP=時事】世界保健機関(WHO)は11日、中国南東部・広東(Guangdong)省の女性(56)がH3N8型の鳥インフルエンザに感染し、死亡したと発表した。H3N8型感染による人の死亡が確認されたのは初めて。

(引用ここまで)

これまで人への鳥インフルエンザ感染は確認されていたのですが、死亡例は初とのことです。

今のところ鳥からの直接感染と考えられており、人から人への感染はしないと考えるとWHOは発表しています。。(新型コロナの初期もそんなこと言っていましたよねぇ・・・・)

今後とも注視する必要がありますかね。

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サル痘(エムポックス)

今朝の大阪は、散りゆく桜を労わるような優しい雨が降っています。雨の中に佇む、緑とピンク色が混じった桜も乙なものですね。

さて、サル痘の感染者が国内で100人に迫っているとの発表が厚生労働省からありました。疑いがある場合には、医療機関に相談してほしいとのことですが、「サル痘」て?????ご存知ない方もおられると思いますので、簡単にまとめますね。

ネットの情報によると・・・・・
・サル痘は1970年にザイール(現コンゴ民主共和国)で初めて報告された。
・潜伏期間は10日ほど。多くは発熱、頭痛、筋肉痛から始まり、体や顔に発疹などの症状が出る。
・子どもや妊婦、他の病気で免疫が低下している人が感染すると重症化する危険性が高い
・致死率は3~6%だが、死亡例は大半が若年層
・体液や発疹への接触が主な感染経路で、飛沫(ひまつ)感染も起きている。
といったところでしょうか?

昨年の感染者は8人だったそうなので、最近急激に増えているようです。
上記のまとめに思い当たる点がある方は、保健所などに相談されても良いかもしれません。

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経鼻インフルエンザワクチン

朝晩は冷え込みますが、昼間は汗ばむ陽気ですね。この陽気で桜の花も満開。週末の雨が花散らしの雨になりそうですね。

さて、国内初となる注射でなく鼻に吹きかけるタイプのインフルエンザワクチンが承認されましたので紹介したいと思います。

(以下引用)

第一三共は、インフルエンザの経鼻ワクチン「フルミスト」の国内での製造販売が承認されたと発表しました。

「フルミスト」は両方の鼻の中に1回ずつふきかけ、インフルエンザの発症を予防する新しいタイプのワクチンで、2歳から18歳が対象となります。

(引用ここまで)

残念ながら今年のには間に合わないようですので、2024年の秋冬シーズンから使えるようになるそうです。

新しいワクチンの効果や副作用が変わらないのであれば、注射が苦手な子供達にとっては朗報ですね。今後出てくる情報に注目ですね。

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