もう2月も終わりですが、寒い日が続きますね。今回は、寒さの厳しいフィンランドからの話題です。
北国のフィンランドでは、良好な健康状態とくつろぎをもたらすと考えられ サウナ通いは広く行われています。これまでの研究で、サウナの入浴は血行改善との関係があると発表されてきましたが、今回、東フィンランド大学の発表では、同国の中高年(40−60歳)の男性2315人を対象とした調査で、サウナ通いと突然死の減少に関係が認められたとのことです。(追跡期間の中央値は21年ですので、信憑性は高いかも・・・・・)
内容を簡単に表にまとめると
回数 突然死 心疾患 心臓死 全死亡
週1回 — — — —
週2-3回 23%減少 23%減少 27%減少 24%減少
週4-7回 63%減少 48%減少 50%減少 50%減少
(各群週1回の群と比較しての増減)
となり、すごい効果です。また、サウナ室に19分以上継続してはいる人は、11分以下の人に比べて、より改善効果が高かったとのことです。
この結果から推測すると、サウナ通いと寿命に関係があるのは確かなようです。
「じゃ今日からスポーツジムに入会して毎日サウナに入るぞ!!」と思われた方、
「チョット待って! チョット待って! お兄さん」
(今回の研究は男性が対象で女性に効果があるか分かりませんので、「お兄さん」と書いております。)
エビデンスの考え方からすると、今回の結果では「サウナに入ったから寿命が延びた」のか「サウナに頻回入れるだけの体力を持った人が長生き」なのかは判らないのです。
でも「サウナ通いに寿命延長効果の可能性」魅力的ですよね・・・・・・・・・・・・・
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