アルパカ抗体

早々に梅雨は明けたのに、何だかすっきりしない天候が続いていますね。湿度が高い時は汗が蒸発しにくいので、気温が高くなくても熱中症のリスクが上がります。お気をつけください。

BA.2やBA.5といったコロナウィルスの変異株は、表面のタンパク質が変形しているため、人間が獲得した免疫をすり抜け、新たな流行を引き起こします。

ヒト抗体は大きいためウィルスの表面が変化すると効果が落ちてしまうのですが、ヒト抗体の10分の一の大きさしかないアルパカ抗体はウィルス表面の深い溝までしっかりと結合できるため、変異株に同様の効果を発揮するのだそうです。

今回京都大学大学院の高折晃史教授らの研究チームは、新型コロナウィルスに対する中和アルパカ抗体の抽出に成功したとの発表を行いました。

小さなアルパカ抗体は今後現れると予想される変異株にも効果が期待されると同時に、投与法法の自由度も高く新型コロナの治療薬として有望であると考えられます。

早くアルパカ抗体の治療薬が出来ないものでしょうかね?

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