プログラミングと医療

お気づきの方もおられると思いますが、最近ブログの更新時間が遅くなっています。金曜日の午前中に来られる患者さんも増えてきたので、「午前中にゆったりとコーヒーを味わいながら・・・」と優雅には行かなくなってきました。

さて、最近年甲斐もなくコンピュータのプログラミングをしております。色々な事情で、自分で作らなければならなくなったのですが、その辺は取りあえず置いておくとしましょう。

大学を卒業してから、表計算ソフトのマクロ程度なら作ることもあったのですが、本格的なプログラミングとなると四半世紀ぶりになるかもしれません。(四世紀ではなく四半世紀なので25年ぶりです!)

昔と比べるとコンピュータも進化しており、驚くような機能が簡単にプログラミングできる事には隔世の感がありました。以前はメモリーも少なく・・・・・と書き出すと自分が年を重ねた現実を突きつけられるので、ここは敢えて違う方向で進めていきたいと思います。

最近のプログラミングは、以前と比べて制約が少なく出来ることが飛躍的に増えているのですが、どんなオプションがあるのかを調べるのに多くの時間が費やされてしまう印象です。数ある選択肢の中から、ピッタリのものを見付けた時の完成度は、以前のプログラミングの比ではありません。

では、今のプログラミングの方が楽しいかと聞かれると、私には即答できそうにありません。色々なオプションを調べ尽くして最適のものを見付けても、あくまでそのプログラミングに使用したツールの中の話であり、その知識を他に応用することが難しいのです。

同じ時間を使っても以前のプログラミングでは、物理的なコンピュータの構造を深く理解するのに時間を使っていたので、自分の成長を実感し易かったように思います。

今のプログラミングが効率的あるとすれば、昔のプログラミングには手作りした実感がありました。両方の良いとこ取りを出来るプログラミングスタイルは無いものでしょうか?

医療の世界でも副作用の少ない強力な薬が登場しており、病態を十分に理解しなくても対応できるようになっています。改めてツールに頼り切るのではなく、自らが治療したと実感できる医療を目指すように自分を戒めました。

.






DDまっぷ ドクターブログ 一覧