外出自粛と高齢者

連日新型コロナのニュースが流れており、大都市ではロックダウン(都市封鎖)が現実味を帯びてきています。この状況を必要以上に恐る必要はないと思いますが、気を緩めずに自身でできる予防と体調管理に努めることが大切です。

さて、新型コロナの予防として「不要・不急の外出を避ける」ことが勧められていますが、必要以上に心配して閉じ籠りのような「生活不活発化」の状態になってしまう場合があります。

特に高齢者の場合、「生活不活発化」が起こると、身体機能の悪化、心理面や認知機能への悪影響が心配されます。新型コロナの影響は長期に続くことが予想されていますので、意識して運動をすることが必要です。

特に脚の筋肉が落ちやすく、やがて歩行困難や立位が不安定になってしまう恐れもあります。

東京都健康長寿医療センター研究所の北村先生は「家の中でもできる限り動くようにしてほしい。また人混みを避けながら、近所の公園まで散歩するのもいいでしょう」と話しています。

新型コロナにやられないことは大切ですが、コロナ騒ぎが収まった後のことも考えて頑張ってくださいね。

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