表題の言葉は、米・FDAがイベルメクチン使用に警鐘を鳴らすために使った言葉だそうです。ネットで新型コロナに効くかもしれないとの報道があり、家畜用に販売されているイベルメクチンを服用して重大な健康被害に見舞われる例が出てきているそうです。
表題の言葉とともに、FDAが理解を求めたポイントは次の5点だ。
(1)FDAは人における新型コロナ治療や予防のためにイベルメクチンを使用することを承認していない。
(2)イベルメクチンの錠剤はいくつかの寄生虫に対して使用する容量で承認されているもので、抗ウイルス薬ではない。
(3)イベルメクチンを大量に服用することは危険。深刻な被害を引き起こす可能性がある。
(4)イベルメクチンの処方箋を持っている場合、合法的な供給ルートから入手し、処方箋通りに服用すること。
(5)動物用の薬を自分に使ってはいけない。動物用のイベルメクチン は人間用に承認されたものとは大きく異なる。
日本においても、一部でイベルメクチンを新型コロナ治療に使用すべきという主張がなされていますが、専門家の先生は、「パンデミックが起きている時に、治療薬がほしいという気持ちはよくわかります。でも、こうした議論は、まずはしっかりと科学的なデータを確認した上で進める必要があります。」と言われています。
なんちゃって科学でなく、科学的なデータで納得する議論が必要です。
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